粉瘤(アテローマ)の治療について
粉瘤(アテローマ)とは、皮膚の下に嚢腫(のうしゅ・ふくろのようなもの)が生じ、その中に垢(ケラチン)などが貯まる良性の腫瘍のことをいいます。
腫瘍の中心に黒点状の入口のようなものがあり、その中には角質や皮脂が貯まり、その後、垢が重なり、溜まっていくことで、徐々に肥大していきます。
化膿した場合は、切開など、痛みを伴う処置が必要になることがあり、留意が必要です。
粉瘤(アテローマ)は体の部位を問わずでき、感染性のものもありますが、主に加齢変化が原因と考えられています。
治療法
軽症の場合は抗生物質を内服していただきコントロールします。
症状が進行している場合は、切開後、中味(垢と膿)を取り除き、炎症が落ち着いてから(1〜2ヶ月後)切除術が必要となります。
放置すると、肥大、化膿することがあります。